主な業務内容

内部の造作部分は、お客様が日々最も目にし、使用される大切な部分です。内装大工工事の施工技能者は、最終決定図面に基づき、工場出荷部材である床・壁・天井などの各種材料を用いて施工を進めます。お客様のご要望を具体化しながら、デザインや機能性を高めるための工夫を凝らし、高品質な住まいを提供することに誇りを持っています。施工技能者は、お客様のご意向を反映し、納得と満足を得られるよう努めることで、プロフェッショナルとしての責任を全うします。高い技術力と真摯な姿勢で、理想の住空間を実現することを目指しています。

床組み

床組み工事には、まず床の水平を確保するための下地作りから始まります。次に、床束や大引きなどの支持構造を設置し、これにより床の強度と安定性を確保します。床束は高さを調整できるため、床の平坦性を保つ役割を果たします。大引きは床束と直交する形で配置され、床材の重さを均等に分散させます。さらに、防湿シートを敷くことで湿気の影響を防ぎます。最後に、合板やフローリング材を敷き詰め、床の表面を仕上げます。

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内壁

内壁工事には、まず間仕切り壁やパーティションの設置があります。これにより、部屋ごとに独立した空間を作り出します。間仕切り壁には、木材や軽量鉄骨を使った下地組みが行われ、その上に石膏ボードや合板などの仕上げ材が貼り付けられます。

次に、内壁の表面仕上げとして、クロス貼りや塗装が行われます。クロス貼りは、多種多様なデザインや色の壁紙を使って、空間の雰囲気を変えることができます。さらに、電気配線や配管のためのスペースを確保し、機能的な内壁を作り上げることも大切です。

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天井

天井工事には、まず天井の下地作りが必要です。下地には、木材や軽量鉄骨が使われ、これにより天井の強度と安定性が確保されます。次に、石膏ボードや合板などの仕上げ材を取り付け、天井の表面を形成します。

天井工事では、遮音性や断熱性を高めるために断熱材や防音材を取り付けることが一般的です。これにより、室内の快適性が向上し、エネルギー効率も改善されます。また、天井内には照明器具や換気設備、空調ダクトなどの設置スペースが確保されます。これにより、電気配線や配管が隠され、見た目の美しさが保たれます。

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ボード張り

ボード張りとは、木材や軽量鉄骨で構築したフレームに石膏ボードや合板をネジや釘で固定し、パテで接合部を処理した後、クロス貼りや塗装で仕上げる作業であり、優れた遮音性や断熱性、耐火性を持つため室内の快適性を向上させ、多様なデザイン表現が可能な美観と機能性を高めるために欠かせない、高度な技術と丁寧な仕上げが求められる工程です。

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間仕切り・階段

間仕切り工事とは、建物内部の空間を区切り、部屋やスペースを作り出す作業であり、設計と計画から始まり、木材や軽量鉄骨でフレームを構築し、石膏ボードや合板を取り付け、接合部にパテを使って滑らかにし、クロス貼りや塗装を施すまでの一連の工程を含みます。これにより、オフィスや住宅で必要なプライバシーや機能的なスペースを提供します。一方、階段工事は建物の異なる階層を結ぶための階段を設置する作業であり、設計と計画に基づいて木材や鉄骨を使ってフレームを作り、段板と踏み板を取り付け、塗装やカーペット貼りで仕上げ、手すりやバリスターを取り付けることで、安全で使いやすい階段を提供します。

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